大阪を探す
泊まるなら
パティーナの日本初進出となるホテルが、大阪城を正面に望む地に開業した。緑を配したガラス張りのタワーから城を間近に眺められる、得がたい立地だ。館内では、大阪で代々受け継がれてきた工芸を現代の意匠に落とし込み、温かな色調で落ち着きを添えている。19階のIÑAKIでは、大阪城を眺めながらバスク料理を。スパにはジャグジーやサウナのほか、先進的なヘルステックも揃う。華美な演出より、デザインの背景や細部の確かさに目を向けたい人に薦めたい。
御堂筋に面してそびえるのは、安藤忠雄がデザイン監修を手がけた漆黒のモノリス。寡黙な外観から一転、館内は鮮やかな色彩に満ちている。切り紙に着想を得た、光の色が移ろうアライバルトンネルを抜けると、こけしが並ぶロビーへ。日本初のWホテルとなるW大阪には、床から天井まで届く窓越しに街を見渡せる337室の客室がある。天井にLED照明が走り、バーを併設する屋内プール「WET」や「AWAY Spa」も備える。最上階のペントハウスには、クローム仕上げの円形バスタブとDJブースまで。ホテルの中で夜を楽しみたい人にもよく似合う。
39階建ての高層棟、その最上部の13フロアに入るウォルドーフ・アストリア大阪。アンドレ・フーが手がけた館内は、アールデコを基調に、組子細工をはじめとする日本の意匠を織り交ぜている。床から天井まで届く窓からは、大阪湾の先に兵庫の山並みまで見渡せる。鉄板焼き「月見」では、カウンター越しに和牛を焼き上げる料理人の手さばきを間近に。大理石のモザイク床が目を引くピーコック・アレーでは、和菓子を取り入れたアフタヌーンティーを楽しめる。30階のウォルドーフ・アストリア・スパには、赤外線を使ったボディトリートメントとジェットバスもある。
西梅田に立つザ・リッツ・カールトン大阪は、18世紀の英国貴族の邸宅を思わせるホテル。木張りの廊下をはじめ館内各所にはアンティークや美術品が並び、大阪のホテルで初めて宿泊客や来館者に公開されたコレクションも見どころとなっている。全291室の客室にはイタリア産大理石を使ったバスルームを備え、窓からは大阪の街並みや湾岸を望む。日本料理、フランス料理、イタリア料理、広東料理のレストランにバーとラウンジを加え、ダイニングは計6軒。「ザ・リッツ・カールトン大阪 スパ&フィットネス」では、英国発のスキンケアブランド「ESPA」の製品を使うフェイシャルのほか、屋内プール、サウナ、ジェットバスも利用できる。都心にありながら、ヨーロッパの邸宅を訪れたような落ち着きが感じられる一軒だ。
大阪有数のショッピングエリアを貫く御堂筋。その沿道に建つセント レジス ホテル 大阪は、日建設計が手がけた27階建てのホテルだ。客室からは大阪の街並みを一望でき、12階の日本庭園へ出れば、都心にいることをしばし忘れられる。14階の「イリディウム フィーチャリング ソティス」は、和の意匠を控えめに取り入れたスパ。ソティスのトリートメントを受けながら、静かに身体を休めたい。食事は、イタリア郷土料理を現代的に仕立てるイタリア料理「ラ ベデュータ」、鉄板焼「和城」、フランス料理のブラッスリー「RÉGINE」から選べる。夜はジャズの生演奏が流れるセントレジスバーで、食後の一杯を。
開業時に高さ日本一を誇った、地上300mの「あべのハルカス」。大阪マリオット都ホテルは、その38階から57階に客室やレストランを構える、全360室のホテルだ。客室の大窓は床から天井まで届き、眼下には思わず足がすくむような大阪の街並みが広がる。室内は近未来的なミニマルデザインを基調に、ダークウッドと蜂蜜色のファブリックで温かみを添えている。57階のレストラン「ZK」(ジーケー)では、街を一望する鉄板焼カウンターで、シェフの鮮やかなナイフさばきを間近に眺められる。夜になると、階下のバーではオーロラを思わせる照明がゆっくりと色を変えていく。
食事するなら
大阪の街を見渡す高層階のPIERREでは、選び抜いた国産食材をフランス料理の技法で端正な一皿に仕立てる。一つ星レストランが何より大切にするのは、旬の持ち味だ。柚子を利かせたマスタードや唐辛子が、料理の輪郭を際立たせる。メニューに記されるのは食材名のみ。どんな一皿が届くかは、テーブルに運ばれてからのお楽しみとなる。床から天井までの窓の先には大阪の夜景が広がり、その眺めとともにディナーを味わえる。
楽しみ方
よくある質問
大阪で高級ホテルが充実しているエリアはどこですか?
+
梅田・大阪駅周辺のキタには外資系の主要ホテルが集まり、新大阪への移動にも便利です。中之島では川を望む落ち着いた環境に泊まることができ、美術館などの文化施設にも足を運びやすいでしょう。ミナミの難波は、道頓堀や市内有数の飲食街を歩いて巡りたい人に向いています。
大阪の食文化は東京や京都とどう違いますか?
+
「天下の台所」と呼ばれる大阪には、「食い倒れ」という言葉がよく似合います。たこ焼き、お好み焼き、串カツ、だしの利いたうどんなど、気取らず食べられる料理が街の日常に根づいています。調理の様子が見えるカウンター席も多く、店内には威勢のよい声が飛び交い、値段は控えめで盛りは気前よく。料亭や会席料理の名店もありますが、大阪の素顔に近いのは、立ち飲み店や市場の小さな店でしょう。
大阪は京都や奈良を訪れる拠点に向いていますか?
+
京都へは新大阪駅から新幹線で約15分、梅田から私鉄で40分ほど。大阪に泊まれば、比較的宿泊費を抑えやすく、夜の食事も楽しみながら日帰りできます。奈良へも電車で1時間足らず。大阪の都市らしい活気と京都の寺社街の趣、その両方に腰を据えたいなら、大阪と京都に分けて宿を取る旅程もよく選ばれます。
淀川河口のデルタ地帯に広がる大阪は、日本第二の都市。商いと食を大切にし、笑いには遠慮がない。その気質は、今も街の随所に息づいています。大阪駅・梅田駅周辺のキタでは、高層ビルに百貨店やホテルが入り、地上と地下に街が折り重なります。一方、道頓堀を中心とするミナミでは、ネオンの光と串カツを揚げる匂いが通りを満たします。両エリアの間に位置する中之島は、少し落ち着いた表情。ネオルネサンス様式の公共建築や現代美術館、市内屈指のレストランが集まっています。
南の新世界には戦後の歓楽街の面影が残り、通天閣は大阪の庶民文化を象徴する存在です。宿は、梅田の外資系高層ホテルから、福島の静かな住宅街に立つ町家再生の宿まで多彩。朝には倉庫を改装したカフェへコーヒーを求める人が集まり、夜の天満では、立ち飲み店のカウンターにナチュラルワインと焼きホルモンが並びます。大阪は、大通りを外れて歩くほど奥行きが見えてくる街です。アーケード商店街を抜け、地下の喫茶店をのぞき、何十年も地元客が通う路地裏の居酒屋まで足を延ばしてみてください。
